自民党の総裁選、総選挙が近いこともあり書店に平積みになったこの本を手にしてみました。難しいのではと思ったら意外でした。ほとんど政治に常識以上の知識がない私でも、すらすらと。福田首相辞任のあと、派閥の形骸化とかいわれている理由が、コンパクトにまとめられた自民党の権力闘争の歴史からよくわかりました。それにしても、すさまじい集団ですね。とてもついていけません。政治家にはなれません。面白いと思ったのは、最後に、政権党を見定める五つのポイントに触れていることでした。確かにどの政党もどんな国に日本をしたいのか明確ではないですね。民主党寄りって批判はあるかも。けれど、その理由を著者は述べています。
作者: | 草野 厚 (著) |
出版社: | 角川グループパブリッシング |
出版日期: | 2008/8/10 |