2003年に行われた「日本人の意識調査」。過去の蓄積されたデータを基に、人々の意識の変化を捉え、日本社会の将来像を展望する。2000年刊に次ぐ第6版。この30年で、男女の仕事観とか家族観とか(婚前のセックスに関する意識とか…^^;)が変わった、と言われれば確かにそうなのだろうと思う。
一方で「個人の考え方を尊重する」といった方向で「意識の画一化」が進んでいるそうで、そのことに関連してこんな記述がある。
「ちょうど、この調査を実施した03年には『世界に一つだけの花』という曲が流行った。『一番でなくていい、オンリーワンであればいい』というメッセージは、…画一した基準でとらえられがちな世の中に『オンリーワン』と歌い上げたことに多くの人が共感したと考えられ、…」
-そういう共感の仕方自体が「画一化」だと思えなくもないんですケド。
個人的には、教育観(親として子供の教育に何を求めるか)や知識観の変化について知りたかったです。
思ったほどつかえない。
作者: | NHK放送文化研究所 (編集) |
出版社: | 日本放送出版協会; |
出版日期: | 2004/12 |